2006年09月18日(月)
エンターテインメントコンピューティング2006
お台場で開かれていた,エンタテインメントコンピューティング2006に顔を出してきました.
一昨年は自分で投稿して参加,昨年は投稿せず場所も遠かったので不参加,今回も投稿はしていなかったのですが,場所が東京と言うことで近かったので,顔を出してみたわけです.でも,15日は秋葉原の研究室の一般公開,16日は痛恨の寝坊(汗)で,結局最終日のみの参加となってしまいました.
午前中は普通の学会形式の発表.一昨年は 1 つの部屋で開催でしたが,今回は 3 つの部屋での並列開催.さらには,各発表原稿が 2 ページという構成.なんか物足りなさがあったのは否めないところ.一昨年と比較して, EC 研究会が設立された分,学術的に重きを置く発表は EC 研究会,お祭り的な雰囲気がエンターテインメントコンピューティング200X,と別れるようになったのかもしれません.それにしても 2 ページはがっかり.っつうか,そんな短くていいんなら,出せばよかった(笑).
昼休みには,建物の一階で同時開催されていた,インタラクティブ東京2006とIVRC バーチャルリアリティコンテスト予選大会を見て回りました.いろいろ興味深い反面,アート色の強いものも多く,なかなかどう判断していいのかわからなかったり.こちらの展示会は,建物の入館料だけ払えば,無料だったのかな?家族連れやカップルが多く来ていて,そういう人に対してアピールする場としてはとてもいいなぁ,と.あと,デートコースとしてもいいかもね(笑).
午後は,まず,羽生善治さんのトーク.認知科学の伊藤先生が質問をして,羽生さんが答える,という形式.有名な「高速道路の先がすごく混んでいる」発言もやっぱり飛び出したりして面白かったです.ただ,トークセッションとして,羽生さんと伊藤先生が隣り合って座っているというレイアウトや,質問の流れがあまり見えてこなかったりと,正直いまいちかな,と感じた部分も.まぁ,全体的にはもちろん楽しめました.終了後,サイン会まで開かれて,その場で売られていた羽生さんの本を購入して,サインしていただきました.伊藤先生と松原先生にも.
最後は,ぜんじろうさんによる発表.僕としてはこっちの発表の方が面白かった.もちろん,それはしゃべりのプロだから,ということもあるんだろうけど,それ以上に熱意が伝わってきた.ぜんじろうさんはなんでも最初は一般セッションでの発表を希望されたとか.7ページにもわたる原稿を書かれてるし.すごい.内容としては,ロボットと一緒に漫才をする経験を通じて,笑いとは何なのかをいろいろと突き詰めようとしている話.非常に面白かった.
一点気になったのは,ロボットに対する評価.僕としては,かなり高レベルで人語を理解して喋ることができる動物みたいなものなんじゃないかな,と思った.もちろん,それはすごい利点なんだけど.そういう視点での分析も,ちょっと聞いてみたかった.
とまぁ,一日だけの参加でしたが,午後は特にお腹いっぱいいな感じでよかったです.
羽生さんのサインですか。いいですね。
きっと私も、ECに出ていたら、もらっていたでしょう。あぁ残念。