2003年12月29日(月)
映画『ミシェル・ヴァイヨン』
原稿と実装の板挟み状態なのに,頭の回転がすこぶる悪くなってきたので,気分転換の意味も含めて,観たかった映画を片付けに行きました.リュック・ベッソン監督作品の『ミシェル・ヴァイヨン』です.人気コミックが原作というレース映画(っていうのか?)で,今回の作品はル・マン24での闘いがテーマとなっています.
実に4ヶ月半ぶりの映画館です.年末ということもあってなのでしょうか,映画館に客は10人未満・・・.ちょっと郊外の映画館とは言え,この観客動員数では,あまり面白くないのかなぁ,と心配してしまいます・・・.続編は無理でしょうかね・・・.
感想は,基本的にストーリーの核心には触れませんが,ややネタばれと感じられる可能性もあるかと思いますので,「追記」に.
最終的なテーマはル・マン24ですが,ラリーのシーンなどもあり,楽しめます.ラリーのシーンの印象が強いためか,ストーリーの途中で報告を受けるエンジンの名前に違和感を感じました(笑).もしかしたら聞き違いかもしれませんが.
ル・マン24という非常に大きなレースのため,様々な策略がうごめく,という話になっているため,純粋にレースを楽しむという感じではなかったのが残念です.原作を読んでいないのでなんとも言えませんが,少なくとも今回の映画は,レーサーのレース中の心理を描いたような作品ではなかったと思います.頭文字Dにはまっているせいか,純粋に勝ち負けを決めるためのレーサーたちの熱い走りを期待してしまっていました.頭文字Dで言えば,埼玉のランエボ集団と戦っているような感じでしょうか(わかりにくい).そんな映画です.
レースシーンは非常に迫力がありました.実際のル・マン24の映像も細切れで挿入されているようで,ドキュメンタリー映像のようにも感じました.撮影はル・マン24に乗り込んで行われたなどという話も聞いたのですが,どういう意味で乗り込んでの撮影なのか,ちょっとわかりにくかったです.
コミックの『ミシェル・ヴァイヨン』自体は非常にいろいろなストーリがあるとのことで,過去のストーリーにしろ新たなストーリーにしろ,純粋にレーサーの心理戦のようなものを描いてくれるような続編に期待したいです.が,少なくとも僕が入った映画館の観客動員数を考えると,なかなか難しいんですかね・・・.
ところで,KEIKOの曲はなんだったのでしょうか?結構スピーディーな曲で好きなんですが,日本でのプロモーション用ということで,上映ではあくまでも原作のテーマ曲を守った,ってことですかね.