2004年05月16日(日)

庵野秀明

雑多に関するりばにしの記事

先週の木曜日,雨のためバスで早めに帰ったところ,『トップランナー』の再放送に庵野秀明さんが出ているのを発見.懐かしさ (なんて言うと過去の人みたいですが・・・,まだまだ現役)もあって,そのまま見ていました.

僕も『新世紀エヴァンゲリオン』の頃にハマっていましたが,最近では活動の場を実写へと移されたようで,すっかりその作品を見ることがなくなっていました.むしろ僕が見た庵野作品って,『エヴァ』が最後だったかも.

で,『トップランナー』の中で庵野さんが,『エヴァ』の劇場版の意味について,『エヴァ』という衒学に陶酔してしまっているファンを目覚めさせてあげる,という(感じの)表現をされていました.自分の作った衒学の世界にのめり込んでしまったファンを現実へ連れ戻す作品だったわけですね.「サービス」だそうです.たしかに当時の『エヴァ』熱は異常でした.

当時は僕もすっかり衒学に陶酔していたクチで,なんかあのアニメを見ることに気持ちよさを覚えていましたが,映画にそのような意味が込められていたとは.僕はあの場所ですっかり目覚めることができていたのでしょうか?

ふと,なんか今までの自分の人生そのものが,『エヴァ』にハマっているという意味ではなく,「衒学」の上に築き上げてきたものだったのはないかと・・・.
現実に生きろ,俺.

2004年05月16日13時55分 | Permalink
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