2006年08月19日(土)

Tiger 祭り (5) – nslookup

コンピュータに関するりばにしの記事

Tiger 導入に前後してのネットワーク環境テコ入れ,第 5 弾.

先日 Tiger に導入した bind ですが, Tiger 自身からの名前解決はできていたものの,他の Windows マシンや RD-H1 などから問い合わせると,ちゃんと名前解決できていなかったことが判明.

症状を整理してみよう.

  • Tiger の named.conf の allow-query に LAN のネットワークを追加.
  • Tiger のファイアウォールの設定で, tcp と udp の 53 番を許可.
  • Tiger から自分の named に nslookup で問い合わせると,返答がある.
  • Tiger から自分の named に dig で問い合わせると,返答がある.
  • Windows から Tiger の named に nslookup で問い合わせると,返答がない
  • Windows から Tiger の named に dig で問い合わせると,返答がある.

なんじゃこりゃ.意味不明でございます. Windows から Tiger に nslookup したときは,こんな感じ.

$ nslookup www.heavenwolf.org
*** Can't find server name for address AAA.BBB.CCC.DDD: Non-existent domain

「 AAA.BBB.CCC.DDD 」が Tiger のアドレス.ん,もしや, Tiger の名前を調べてるって事?

Ethereal と tcpdump でさらに調べてみると, nslookup すると,まず, DNS サーバの逆引きを求めている模様.それに失敗すると, 肝心の問い合わせはせずに諦めて,セカンダリの DNS サーバに同様に逆引きを求めに行ってる.なんじゃこりゃ.Mac OS X や FreeBSD で同様に tcpdump してみたところ, DNS サーバの逆引きを求めるようなことはしていないようだ.

というわけで, Tiger の bind に, Tiger の LAN のアドレスを逆引きする設定を追加したところ,無事 Windows からも名前解決できました.

調査の結果をまとめると,こういうことだ.

  • Windows の nslookup は, DNS サーバの逆引きができないと使えない,っぽい

もう少し調査した方がいいかもしれないが,とりあえず繋がったのでよかろう.それにしても,今まで気付かなかったのが恥ずかしい・・・.

2006年08月19日18時30分 | Permalink | 0 Comments | このエントリーを含むはてなブックマーク