2006年07月09日(日)

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

映画に関するりばにしの記事

『逆襲のシャア』を鑑賞.小学生のころ見た記憶はあるが,記憶はかなり薄れていた.

話の展開が恐ろしくスピーディ.ここまでのガンダムの歴史をある程度理解していていないととてもじゃないけど追いつけない.僕なんかおぼろげなところも多々あるから,かなり苦しくもあった.ガンダムの予備知識が全くない人は見るのは無茶すぎです.設定や背景が理解できればスピーディさは心地よさにすり替わるかもしれない.

戦闘シーンのスピーディさもまた爽快.時代が進んで,モビルスーツの性能が上がっていることにもよるのかしら(笑).民間人がパイロットとして実戦に投入されるまでの時間もまた恐ろしくスピーディ(笑).まぁ,ニュータイプだからでしょうけど.

実戦投入の短縮化には,劇中に登場する高性能なシミュレータも大きく貢献していのかな,とも思う.この映画が作成された当時のシミュレータがどの程度のものかわからないけど,現在の軍事シミュレータはこの映画のイメージするものに確実に近づいていっているような気がする.
戦争訓練のシミュレーション化,また戦争そのもののゲーム化などがときどき話題となるが,遠隔地から兵器を操作する世界は,戦場のスケールが大きくなればなるほど難しくなるんじゃないかな.宇宙的な規模になると遠隔制御の遅延が致命的なものになるから.

登場人物が意外と低レベルな,というか非常に人間的な衝動で動くところが,宇宙に出ても人間のやることは同じなのかなぁ,と感じさせてくれる.シャアとアムロでさえ,その根本にある衝動はすごく人間的だ.ニュータイプは誰よりも人間らしい存在なのかもしれない.なんてガンダムに詳しくないの論じてみた.プロには負けるので(笑),まぁ戯言ってことでご勘弁ください.

おまけだが,後半でギュネイが活躍するシーンは,SEEDの最後の方のシーンを思い出させる.

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ちょっと週末っぽい時間を過ごしてみた.小説版を読み直そうかなぁ.

2006年07月09日23時21分 | Permalink | 0 Comments | このエントリーを含むはてなブックマーク